ケミカル技法

私がご指導をいただいているTHE ARK COMPANYにはたくさんの技法があるのですが、その中にケミカル技法というものがあります。統合とも呼ばれますが、いわゆる統合的心理療法とは少し違っていて、技法ではなく自分の中のプラスとマイナスを統合します。

私たちが問題があるとか悩み事があるとか言う時、ほとんどのケースで葛藤が生じています。「問題=葛藤状態」ととらえることもできます。ケミカル技法は、プラスとマイナスをぶつけることで意図的に葛藤状態を作り出し、問題(葛藤状態)を質的に変えてしまおう、という技法です。これはTHE ARK COMPANYのアルケミア・セッションの根幹をなすものです。

今回は安田先生のご著書『怖いくらい願望がかなう3分セラピー』(王様文庫・三笠書房)のp.222~p.223に掲載されているケミカル技法をご紹介します。


 

(※もう少し大きい画像はこちら。別窓が開きます)

この例では「この人生」がテーマになっていますが、探しものを見つけたいというような、もっと日常的な問題にも使えます。テーマを決め、その問題について、「恐れている方の考えてはならないこと」(マイナス)と「虫の良い方の考えてはならないこと」(プラス)を考えてぶつけあうと、抱えている問題が「思い通り」ではなく「思いもよらず」に解決することもしばしばです。また、すぐに解決しなくても、それまで思いもつかなかったやるべきことが見つかったりもします。

今回は実際にこの技法を使って、日常生活で発生する問題を扱ってみようと思います。
結果は次のブログでご報告します。
皆さんも何かひとつテーマを決めて試してみてください。

案ずるより変わるが易し
明日も良い日に!
CPうえじゅんこと上田純子でした。

全部脳のはたらき

前回ご紹介した「瞬間催眠」はラポールをとることでもあるというお話を第一週に書きました。

『ブリタニカ国際大百科事典』では、ラポールは

言語学、心理学用語。主として2人の人の間にある相互信頼の関係。すなわち、「心が通い合っている」「どんなことでも打明けられる」「言ったことが十分に理解される」と感じられる関係。カウンセリング、心理テスト、教育などの場面で重視される。

とされています注1

カウンセリングや傾聴の技法を学ばれた方は、ラポールを取ることの重要性をご存知かと思います。この「ラポール」という言葉はオーストリアの精神科医フランツ・アントン・メスメルが使ったもので、もともとは「動物磁気」に感応したクライエントとセラピストと間に生じた関係を指したものでした。ウィキペディアのメスメルの項にもありますが、動物磁気の存在は証明されなかった一方で、治療効果は報告されているようです。では一体何が効いたのか。

お互いが呼吸を合わせていくこと、同調することで、気持ちよくなります。上手に同調することができたら、その瞬間にラポールが成立し、催眠状態(トランス)に入ります。これが瞬間催眠(ラポール形成誘導)の特徴です。そして気持ちよさを感じるのは脳の働きです。

重なっているような気がしませんか?

私がご指導をいただいている安田隆先生はTHE ARK COMPANYを主催されています。ここにはたくさんの技法があるのですが、「シルフィードの風」の藪本さんも書いておられるように、催眠、瞑想、ヒーリング、潜在意識の力、修行で感じられるエネルギー、これらがすべて同じものを違う角度から見たものである、ということが体感できます。すべて脳の働きなのです(霊魂は脳とは別にあるのかもしれませんが、それを脳を介さずに認知できるとは考えにくいので、脳の働きと考えてよいのではないでしょうか)。

これから、私が体験したその技法をご紹介していこうと思います。

案ずるより変わるが易し
明日も良い日に!
CPうえじゅんこと上田純子でした。

注1:
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ”ラポール” 
http://japan.eb.com/rg/article-12505500 [アクセス日:2017.2.15]

瞬間催眠(ラポール形成誘導)

※事前に催眠をかける旨を説明し、必ず同意を得ておく。

1.受け手に椅子に腰かけてもらう。掛け手は受け手の横に立つ。
身体のつらいところ、違和感があるところなどがあれば聞いておく。

2.掛け手は「今から私が『はい』と言って手をおろすので、そのタイミングに合わせて目を閉じてください」と説明する。先に受け手に一度目を閉じてもらい、スピードを見ておくとよい。

3.掛け手は「はい」と言って同時に受け手の顔の前に手をおろす。顔の上を撫でるようにするとよい。身体には触らないこと。

手は握らず
この方向に

 手をおろすタイミングと受け手が目を閉じるタイミングをぴったり合わせる。合わなければ合うまでやる。
 ぴったり合ったら、受け手の閉じた瞼がけいれんしたり、眼球がぐりぐり動いているのが瞼の上からわかったり、手足がぴくぴくしたりする。それを目安にする。

4.受け手の瞼のけいれん、眼球のぐりぐり運動、手足のぴくぴくが途切れないように様子を見る。1分以上続けばよい。

5.1分以上経過したら、掛け手が「私が『はい』と言ったらゆっくり目を開けてください」と誘導し、「はい、では気持ちよく目を覚ましてください」と言って受け手に目を開けてもらう。

「えっ?」と思った方、きっといらっしゃいますよね。私がやったのはこれだけです。本当にこれだけ。

前回ご紹介した方とは別の方ですが、近畿地方にお住まいの20代の男性で「僕が目を閉じてる間なにしてはるんですか」と訊いてこられた方がおられました。なにもしてませんよー、見てただけですとお答えしましたが、いまひとつ腑に落ちていないご様子。

この方もお帰りになってから数時間後に「身体がとても軽く夕方になっても疲れていません」「胃腸の調子がよくなりました」とご連絡くださいました。

現在は特定の症状に対応した技法が補完的健康アプローチ普及会で配布されています。現在はリニューアル準備中ですが、近々公開されますリニューアルオープンしていますので、ご興味がおありの方はそちらもご覧ください。

この技法についての説明は次回に!

案ずるより変わるが易し
明日も良い日に!
CPうえじゅんこと上田純子でした。

以前、ある技法を習得した際、私自身の練習も兼ねてモニターを募集したことがあります。

応じて下さった40代の女性(九州の方)は、施術直後は手が温かくなったものの「?」という感じの反応。

しかし数時間後、「帰りの新幹線で熟睡しました」と連絡が。さらに「ここ2、3日、首が鉄ではめられたみたいに冷たく固まり、痛かったんです。まったくなくなってました」。

いただいた文面を見てえーっ!?と声をあげてしまいました。肩がこる、程度のことはお聞きしていましたが、この症状のことはまったく知らなかったのです。

彼女に試していただいたのは「瞬間催眠」という技法で、受けていただく方の身体には触れずに行うものです。しかも短時間で終わります。

そして実はこれ、心理学やカウンセリングで言われるところの「ラポールをとる」方法でもあります。

具体的な方法は次回に!

案ずるより変わるが易し
明日も良い日に!
CPうえじゅんこと上田純子でした。